話は前後するが、いつもの骨董屋へ寄って、王師傳の動静を確認すると、現在、上海にいるとか。新しい仕事を求めて、4月中頃に上海へ行ったらしい。3月の北京行きの際、私が4月に北京を訪れると告げていたのに、忘れたらしい。ああ、ショックだ。彼が不在だと、格安の印章が買えないからだ。
しかし、いつもの骨董屋に新しい印象彫り師がいたので、早速、交渉することになった。印章代の交渉に際して、いつもの食堂で一緒に担担面を食べた。一杯4元。この食堂はいつの間にか看板が立派になっていた。
新朋友の名前は朱宏偉師傳。来日の経験があるとか。まずは交渉と言うことで、食後、朱師傳が住む部屋に行った。