温泉土産の典型として、温泉タオルがあります。温泉タオルは80数センチの長さが一般的です。黒川温泉の一部の旅館では、110センチのロングタオルを開発して、入浴客の人気を集めています。おそらく温泉タオルの長さは、明治期以降変化はないと思われます。当時の日本人の体格では80数センチ程度でよかったと思いますが、平均身長が伸びた日本人にとって、今日の温泉タオルは、あまりにも短いと思われます。
なお、別府温泉郷では、2001年3月から別府八湯温泉道の88ヵ所巡りスタンプラリーが始まり、88ヵ所の入湯者は、記念の黒タオル「別府八湯温泉道名人」を有料で手に入れることが出来ます。2009年8月8日には、88ヵ所巡りを11巡行った温泉道名人に対して、紫色の記念タオル「別府八湯温泉道永世名人」を進呈し、その栄誉を称えています。
写真は黒川温泉のロングタオルと別府八湯温泉道永世名人タオル