入浴すること。特に温泉に入って保養すること。入湯の効果は、温泉の泉質や成分がそれぞれ違うので、温泉の適応症も温泉の数だけ存在することになる。しかし医学的にみた温泉の効果は、基本的には、水圧、浮力、温熱などの物理的効果、成分の違いによる化学的効果、転地効果に分けることが出来よう。温熱、水圧、浮力による物理的効果の内で、最も重要なものは温熱効果である。温熱効果そのものは家庭の風呂と変わらないが、温泉浴だと、保温効果が高いということである。これは温泉に溶けているイオンや化合物が皮膚表面を膜のように覆って、体温が放散しないようにするためである。
写真は、明礬温泉の鶴の湯。