カンチャナブリーは、バンコクの西郊約130kmに位置し、西はミャンマーとの国境が広がる。アユタヤ王朝時代、ビルマ軍がタイに侵入する際はビルマ軍の通過点として機能した。県の北部は自然が残り、国立公園や野生動物保護区などがある。特にトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区はユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。
主な観光資源として、クウェー川鉄橋・ジェス戦争博物館・連合軍共同墓地・ムアンシン歴史公園・サイヨーク国立公園・クラサエ洞窟などがある。クウェー川鉄橋は映画「戦場にかける橋」(1957年公開のイギリス映画)の舞台として知られている。旧日本軍がビルマ(ミャンマー)へ向かう泰緬鉄道として建設したものである。連合軍共同墓地は市街地に立地し、泰緬鉄道の建設工事の際に亡くなった連合軍兵士の霊を祭っている。
聞き取り調査によれば、カンチャナブリー県の温泉は7ヵ所で、ワンカチャイ、ワンカナイなどに温泉がある。ワンカナイでは、カンチャナブリーとバンコクを結ぶ旧道に面しているワンカナイ寺院の境内に42℃の温泉が湧出し、水着着用の浴槽や足湯がある。
(写真は途中で見かけたセブンイレブン)