その後は、いつものように瑠璃廠の街をふらついた。商店関係では最後の好朋友となった骨董品店を訪ねた。多分ニセモノだらけの怪しげな店だ。再度、名刺交換をして、当方は、マイルドセブン2箱とカキピーの入った袋を土産品として差し出した。しばらく雑談(?)した後、胡桃(くるみ)があるか、と聞いたところ、無いとのこと。明日なら準備するらしい。
その内に壺はどうだ、と言い出した。唐の時代のものだと言う。農村で農民から買ったとのこと。確かに底には「唐」の文字があった。200元とのこと。少し考えるふりをしていると、今度は明の時代の茶器を取り出した。蓋のついた湯のみである。これも200元らしい。その内、両方で300元ときた。まあ、付き合いで買っても良いと思ったので、300元で購入した。