LINK
フォロー中のブログ
カテゴリ
以前の記事
2017年 11月 2017年 07月 2016年 12月 2016年 08月 2012年 11月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 01月 13日
町別にみると、野口3軒、北町7軒、中町8軒、南町3軒、流川21軒、楠濱16軒、中濱1軒を示し、整理すると、小倉街道21軒、流川・楠浜38軒となって、すでに流川から海岸部にかけて商家が数多く分布していることが分かる。なお、本町と言う地名は無いが、屋号から推計すると、本町は北町に含まれていると思われる。 旅籠(入湯宿を含む)は24軒が記載されている。その経営形態は、旅籠屋(入湯宿)専業7軒、兼業17軒となる。兼業17軒を具体的にみると、貸座敷兼業8軒、船問屋兼業7軒など、幅広い構成をなす。従って、旅館業の専業はあまり多くない。貸座敷との兼業、船問屋との兼業が目立って多い。つまり旅館業の専業化は後のことである。経営者の氏名をみると、先住者、素封家、外来者の名前が散見される。 旅籠の分布を町別にみると、小倉街道8軒、流川・楠濱16軒を示し、流川から楠浜にかけて、集積していることが分かる。なお、邸内の内湯所有者としては、米屋(堀禮蔵)、国東屋(安部丈蔵)、佐伯屋(甲斐源太郎)、中津屋(國東賢治)、天満屋(安部三郎)、府内屋(日名子太郎)、煙草屋(荒金猪六)、筑前屋(井出安次郎)、まる賀(江上絹)、阿川や(佐藤新市)、住吉や(永井栄三郎)、新湯前(恩田友十郎)、若松や(松尾亀四郎)の13軒を数える。 この内訳は旅籠10軒、貸座席3軒(まる賀、阿川や、住吉や)となる。13軒の内湯所有者を町別にみると、北町3軒、中町3軒、南町1軒、流川6軒となり、小倉街道沿いと流川界隈が半々を占めていることが分かる。流川下流域や楠浜では、「湯場に接す」とする商家が多く、まだ源泉の掘削が進まず、入湯客は楠湯や新湯そして潮湯を外湯として利用していたことを示すものである。小倉街道の内湯所有者7軒は旅籠(入湯宿を含む)であり、流川の6軒の内訳は、旅籠3軒、貸座敷3軒となる。 また流川下流域から楠浜にかけて、貸座席が広く発達しているが、貸座敷は2軒が専業で、兼業は5軒となる。旅籠との兼業の8軒を含めると、15軒の貸座敷が成立している。町別では、流川9軒、楠濱6軒となり、小倉街道沿いには1軒も営業をしていない。こうしたことから、名残橋付近の花柳界としての繁栄を読み取れよう。 絵葉書は小倉街道の様子。
by ta-ura
| 2010-01-13 20:15
| 別府(歴史文化スポット)
|
ファン申請 |
||